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老後資産の不安に対してどのように対応したらよいかを考える

皆さん、こんにちは。

 

関東もいよいよ梅雨入りしました。蒸し暑くジメジメとしたいやーな季節が始まります。そんなネガティブな梅雨ですが私の家の近所にある市営の公園はあじさいが有名でもうそろそろすると綺麗に咲き誇ります。散歩するには最高の公園なので楽しみな部分も梅雨にはあると思うことで相殺しようと思っています。

 さて、本日取り上げるのは老後資産の不安に対してどのように対応したらよいかについて考えます。もう6年前になりますが「老後2000万円問題」が話題になり老後を年金だけで暮らした場合に2000万円が足りなくなるという問題が報道されて話題になりました。これに関しては総務省のデータからとった平均的な生活費を機械的に当てはめて出した数字なのでみんながみんな2000万円問題になるわけではありません。しかし将来に対しての不安を抱いたのは間違いないでしょう。

 

 国としても年金だけに頼った暮らしのリスクを早期に伝えたのでここからは自助努力で資産を増やす努力も必要ですよ、というメッセージも発しています。それが岸田総理になってから「資産運用立国」という政策提言がなされました。その結果として2024年から始まったNISA制度の拡充、おそらく来年から始まるのだと思いますがiDeCo制度の拡充として実現します。

 

 こうなってくると制度は準備したのであとは国民一人一人が自分の許容できるリスクの範囲内で資産運用にチャレンジしてください、ということを我々がどう受け止めるかだと思います。今まで通り預貯金だけで老後の目標額までコツコツ貯めるもよし、NISAやiDeCoなどの制度を活用して投資信託でお金を育てるもよし、株式投資で配当+売却益で稼ぐもよし、と色んな選択肢があるので自分にとって最適と思われる手段でお金を貯めるor増やすを考えるきっかけになりました。

 そこでこのブログでも世間一般でもお金を増やして老後資産を万全にしましょう、というのはよく聞きます。しかし、いくら増やしても不安は尽きないというのが人情です。なんだったら減ってしまう恐怖があるので増やし続けたいとすら思うかもしれません。これだと何のために資産運用をしてお金を作ったのかがわからなくなります。作ったお金は老後を安心して生活するためのお金です。減るのは嫌だ、でも使わないと生活できない。そこで「資産の取り崩し」を計画的に実行してお金が減るスピードを緩めることで資産寿命を延ばすことを考えましょう。

一例としてこんなシミュレーションを行いました。こちらのシミュレーションは三井住友銀行さんのシミュレーターを使いました。条件は以下の通り。

 

①65歳時点の資産は2000万円

②その資産を年利3%で運用

③毎月10万円づつ取り崩す

 

夫婦で年金が22万程度なので10万円プラスして32万円を生活費に充てられます。それが87歳まで続けられるのでよほどのぜいたくな暮らしをしなければ寿命を全うできるくらい資産がもちます。仮にそれ以上長生きをしたとしても年金は生涯支給されるので生活費が枯渇することはありません。

 

 ということで何歳までにいくらの資産を作るか目標を設定しましょう。出来上がった資産は運用しながら取り崩しましょう。そうすれば資産寿命が長くなるので老後の不安を解消する一助になるはずです。この辺のライフプランニングを比較的若いうちに策定すればさらに老後の不安を解消できる可能性が高くなります。こういった相談は弊事務所で承っておりますのでお問い合わせいただけると幸いです。   →お問い合わせはこちら

 

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