皆さん、こんにちは。
今日から新年度が始まります。生暖かく湿った空気ではありますが朝は晴れていたので門出としては素晴らしいと思います。新入社員の方は入社式があり会社によっては配属先を知らせる辞令交付なども行われることでしょう。気が引き締まりますよね。私も30年近く前に入社式を経験しましたが「これからやってやるぞ!」と志高く業務にあたろうと心に誓ったことを覚えています。
今までのような学生時代とは異なり、毎月給与が入ってくる生活が始まります。しかし「なんとなく使っていたら消えていた」とならないために、最初の一歩が肝心です。CFPとして多くの方のお金の相談に乗ってきた立場から、新社会人がまず意識すべきことをまとめました。
① 手取り額を正確に把握する
求人票に書かれた「月給22万円」は額面です。そこから所得税・住民税・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)が引かれた手取りは約17〜18万円前後になることが多く、初めて見ると驚く方も少なくありません。まず自分の手取り額を確認し、そこから生活を設計することが基本中の基本です。
② 「先取り貯蓄」を習慣にする
残ったお金を貯めようとしても、ほぼ貯まりません。おすすめは給与日に自動的に別口座へ移す「先取り貯蓄」です。目安は手取りの10〜20%。まずは無理のない金額からスタートし、慣れてきたら増やしていきましょう。銀行の自動積立サービスを使えば意志力に頼らず続けられます。
③ 会社の福利厚生・制度を確認する
多くの企業には、知らないと損をする制度があります。特に見落としがちなのが持株会・財形貯蓄・企業型確定拠出年金(企業型DC)です。財形貯蓄は給与天引きで自動的に積み立てられ、企業型DCは将来の年金として資産形成できます。入社直後の説明会でしっかり確認しておきましょう。
④ NISAとiDeCoを早めに始める
資産形成で最初に活用すべきは税制優遇制度です。新NISAは投資の利益が非課税になり、年間最大360万円まで投資可能。iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛金が全額所得控除になるため、節税しながら老後資金を積み立てられます。「老後はまだ先」と思わず、20代から始めることで複利の恩恵を最大限受けられます。
⑤ クレジットカードとの付き合い方
社会人になるとクレジットカードを作る機会が増えます。ポイントやキャッシュバックはうまく活用したいところですが、リボ払いと分割払いの手数料には要注意。実質年率15〜18%という高い利息がかかります。基本は「使った分だけ一括払い」を徹底し、支出を把握するツールとして使いましょう。
⑥ 緊急予備資金を用意する
突然の病気・ケガ・転職など、人生には予期せぬ出費がつきものです。生活費の3〜6ヶ月分を「すぐ引き出せる口座」に確保しておくことが安心の土台になります。この緊急予備資金が整ってはじめて、NISAやiDeCoへの本格的な投資を進める段階に進めます。